鼻毛出てるよと教えるのは愛だ
リスキーだから言い難いけど
「鼻毛出てるよ。」
って教えてあげるのは愛だと思う。
それには相手方の愛も試される。
心の準備が整ってない人や未熟な人なら
「余計なお世話よ!」って
怒って嫌われちゃうかもしれない。
だから相手を見極める心眼も必要だし
高度なコミュニケーション技術を要する。
「あなたの為なのに…」
なんてそれ自体、自己欺瞞かもしれないしね。
そうやって相手の鼻毛を指摘する時は
自分自身に問い、葛藤するのだ。
亡くした父のために触り始めた花だけど
弔う事で、私の心も癒された。
そんな生きる希望をくれた花には
これからも綺麗な心で触り続けたい。
だから「鼻毛出てるよ。」
って言う時に、私が自分の心も磨いて行くのも
花屋として、表現者として
技術と同じくらい大切なことかもしれない。