子山羊の日記

寂しがり屋な女の独り言。

心地よさ

私は買ったものは売らない。

譲るか捨てるか。

 

最近は古くなった鍋を棄てて

コーヒーミルとPCを譲った。

どれも必要としてる人の元で

壊れるまで可愛がられるんだと思う。

 

最近買ったものでお気に入りは

亀の形をしたブリキの灰皿。

玄関のポーチに鎮座してまるで縁起物だが

甲羅をカパっとあけると灰皿になってる。

 

南の島から輸入されたこいつが

可愛くて可愛くて、、、

「可愛いねぇ。」

って甲羅を撫でては眺めている。

 

昔は便利なもの、スタイリッシュなもの

流行りもの、安いもの、、、

捨てる時のことを何も考えず買っていた。

だけど、ある時からものを買う基準が

年を重ねても似合いそうなもの

それと寄り添ってる自分を想像して買うようになった。

 

最近、お気に入りのジーンズ達を

3本お直しに出した。

そのうちの1本は3度目のお直しで

正直、買った値段より高く付いてる。

だけど、もう売ってないから

最後は染め直しても履くつもり。

 

ちょっとの不便は心地いい。

例えばコーヒーメーカーよりもハンドドリップが好き。

だけど、豆を挽くのは便利な電動式がいい。

そうやって自分の好きが集まって

調和し始めて心地の良い空間が拡がりつつある。

 

最近は花や絵を飾り始めた。

絵は高価なものじゃなくて、

ネットからダウンロードしたり

昔集めていた絵本をカラーコピーしたものを

ラミネートして、額縁に入れて飾っている。

そうやって心地よさの中で生きている。